㊗️満員御礼2018年9月15日
ドキュメンタリー映画 【ヒト・ウシ・地球-バイオダイナミック農法の世界】&山本忍氏&今井重孝氏&樋渡志のぶ氏
【国際有機農業映画祭2008上映作品】
2006年/ニュージーランド/58分
監督:バーバラ/トーマス・バースティン
制作:Cloud South Films
🍀近代の工業的農業が地球を壊している。砂漠化、地下水の枯渇、農薬・化学肥料による化学物質汚染が食品、海洋生態系、土壌に水、大気へと広がる。地球の生態系が今悲鳴を上げている。人間の欲望は収まるところを知らず、地球の能力をはるかに超えている。多国籍企業と遺伝子組み換え農業に蹂躙されるインド農民をバイオダイナミック農法で救う一老人の決意と行動、変わりゆくインド農民の姿を描く。
🎬本上映会では、循環型農業「バイオ・ダイナミック」を通して、
大地と植物と人と動物のつながりを学びます。
💗トークイベント
🍀「バイオダイナミック農法」は、チャルノブイリ原発事故後の EUでは「放射能汚染の軽減及び、防除効果を持つ有機農法」とし
て広く知られる農法です。
🌱山本忍さん(マグノリアの灯理事長・内科医師・神之木クリニック院長)→現在、福島県鏡石町にて始まったバイオダイナミク&合図農法で大地を癒す「マグノリア農園」の最新のお話。
🌱今井重孝さん(シュタイナー思想研究家・教育学博士)→シュタイナー農業講座のエッセンス。
🌱樋渡志のぶさん(アロマセラピスト、自然療法ジャーナリスト)→毎日の健やかな暮らしに活かす、バイオダイナミック農法の魅力
🌱トーク
それぞれの分野で活躍中でいらっしゃる貴重なお話です。
◆チケット
前売り1000円 /当日券1500円
主催 まちだでドキュメンtリー映画を上映する会
共催 ホリステイック・ライフを楽しむ会
社会の未来を考えるホリステイック教育研究所
🌸会場の関係で少人数の方のご入場となります。
満員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承下さいますようお願いいたします。お早めにお申し込み下さいませ🌸
◆講師プロフィール
山本忍氏
医療法人ひもろぎ会神之木クリニック院長。1958年千葉県生まれ。東京医大卒。1995年横浜市に建設された福祉マンションの一角に神之木クリニック(内科・小児科)を開設。地域医療への貢献と共に、アントロポゾフィー医療の実践に取り組んでいる。日本アントロポソフィー医学の医師会理事。日本ホリステイック医学協会理事。東日本大震災後の福島にバイオダイナミック農法導入を柱にNPOを立ち上げる。 NPO法人マグノリアの灯理事長。
今井重孝
教育学博士。青山学院大学名誉教授 1948年愛知県生まれ。東京大学教育学部卒、西ドイツ政府留学生としてボン大学に学ぶ。現在川口短期大学こども学科教授。藤野のシュタイナー学園評議員。2017年4月「社会の未来を考えるホリステイック教育研究所」主宰。単著に『“シュタイナー”「自由の哲学」入門』(イザラ書房)吉田敦彦.秦理絵子らと共著『いのちに根ざす日本のシュタイナー教育』(せせらぎ出版)など。翻訳シュタイナー著『社会問題としての教育問題』(イザラ書房)等他
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◇NPO法人マグノリアの灯 https://magnolias-licht.org
●理事長 山本 忍さんからメッセージ
《未来への種蒔き》
東日本大震災、福島第一原発の放射能事故は、私たちの生き方そのものに問いを投げかけ、その結果原子力に頼らない生活を模索する様々な取り組みが生まれました。私たちのNPO法人マグノリアの灯(2013年9月認可)もそうした流れの必然性から生まれてきています。思いを同じにするグループと歩調を合わせると同時に、私たちオリジナルの活動をご紹介することで、互いに交流し、健やかな未来のために役立ちたいと考えています。
【福島で農業を】
「福島の野菜は食べない」という人たちがいまだに多い中、福島の地で、安全かつ美味しい野菜づくりをしていくことは、大きな意味があります。 確かな農業技術に、優れた放射能対策で、震災以前よりも良い状況をつくることを私たちは目指しています。
毎週木金曜、橋本さんは畑(マグノリア農園鏡石「風の丘ガーデン」)にいます。土づくりの名人が身に着けた「竹パウダー」の技法、そして有機農法からバイオダイナミック農法へと続く研鑽の道を一緒に学ぶことができます。生命力あふれる野菜、そして美味しさを未来に受け継ぐ“農メン&農ガール”の皆さん、畑でお待ちしています。
また、なかなか福島まで行けないけれどマグノリア農園を応援したい、橋本さんの美味しい野菜を都会でも味わいたいというご希望の方は、マグノリアの灯事務局までご連絡ください。その他、ご要望、ご質問、ご意見お待ちしています。
◇マグノリアの灯事務局: info@magnolias-licht.org
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◇FB社会の未来を考えるホリステイック教育研究所より抜粋しています。
●今井重孝よりメッセージ/ 教育学博士・青山学院大学名誉教授
シュタイナーは、1911年10月1日にバーゼルで行った講演の中で、「おそるべき破壊力をもった力」が発見されることを予言していました。この講演は、故西川隆範さんの最後の出版物となった、シュタイナー著、西川隆範編訳『黙示録的な現代ー信仰・愛・希望』(風濤社、2012年)に、「電気・磁気・原子力」という題で掲載されています。
当該箇所を引用してみます。「その力は、もういつまでも秘密にされないでしょう。この力、最強の放電よりも遥かに強力な力は、いずれにせよ現れるのですが、この力が発明家によって人類に与えられるまえに、人間がもはや不道徳なことを身につけないように、人びとは望まなければなりません。」(48頁)
これは原子爆弾の力を指しているものと思われます。原文の題は、「血のエーテル化 地球進化におけるエーテル的キリストの介入」となっています。これを「電気・磁気・原子力―エーテル化する血液」と変えておられます。平和の願いに命を捧げられた西川さんの現代への警鐘だと感じます。
バイオダイナミック農法による収穫物は、放射能汚染が少ないことを示した部分を、長いですが引用しておきます。
「昨年、チェルノブイリで惨事が起こり、大勢の人が電話をかけてきて、『どうしよう。バイオダイナミック農法を長年やって土壌改善をやって来た私達も、他の人たちと同じ次元に立ってしまった。私たちはすっかり汚染されてしまったのだよ』といいました。8日から10日後に、私達は、最初の試験、最初の測定をしました。大変汚染された地域だったにもかかわらず、放射能はほとんどありませんでした。ヴィルマンさんの畑はシュトゥットガルトにあり、汚染のひどい地域でしたがサラダ用の葉野菜が収穫できました。しかし疑心暗鬼になっている消費者は、野菜を買ってくれませんでした。『大気にさらされて育つ野菜が、放射能に汚染されないなんてあり得ないことだ』と言うのです。ところが、なんと別の農場では、牛乳に汚染が検出されませんでした。普通のやりかたで交錯している畑では大変強い放射能が検出されましたが、道または垣根をへだてただけで全く別の現象が起こったのです。何年間も熱心に『マリア・トゥーン調合牛糞』を使っていた場所では、大変わずかな数値しか示しませんでした。それどころか全くないところもありました。・・・・・
1958年という早い時期から、私達は放射性廃棄物に関する実験を開始していました。ですから、昨年(1986年)人類が体験した衝撃を、私達は当時(1958年に)すでに受けていたのです。情報は一般には公開されず、いくつかの研究所が秘密を共有していました。当時すでに、多くの植物にストロンチウム90が蓄積されていました。この物質は、カルシウム過程の均衡を失った植物の中に蓄積します。当時最も汚染されたバラ科植物や、セロリ、えん麦、トマトについて観察しました。花崗岩質の土壌で育った植物はストロンチウムの含有量が大変多くなります。それに対して、堆積土壌の平野部では含有量がずっと少なく、さらに石灰質の土壌で育った食物はストロンチウムを含有していませんでした。
・・・・略」(ソフィア・ファーム・コミュニティー[バイオダイナミック農法] 2011/04/28 マリア・トゥーンの調合牛糞 核による汚染 より引用)
シュタイナーは、原子力エネルギーへの警告を行ったのみならず、放射能の影響を弱める農法についても提示してくれていたのです。
公開 · 主催者: ホリスティック・ライフを楽しむ会さん、社会の未来を考えるホリスティック教育研究所さん