◆100年経っても色あせない先見の明

シュタイナーのすごさは、あらゆる分野において、未来の進むべき方向を的確に提示することのできる人物であったということにつきると思っています。シュタイナーが地上を去ってから100年近くが経過しています。この間に、とりわけ、その影響が大きく広がっている分野として、教育の分野、医学の分野、農業の分野があります。これらの三分野における展開に関心を向けるのみならず、社会改革の領域におけるシュタイナー思想は、世界が不安定になっているいまこそ、吟味発展させるべき「賢者の石」だといえるでしょう。

◆目に見える世界と目に見えない世界両方の法則を解明

目に見える数字や物質だけを求めてきた今までの世界あり方の限界に我々の社会は直面しています。シュタイナーは、人類的な使命を果たすべく、目に見える世界と見えない世界両方の法則を解明する、人智学という新しい経験科学のあり方を提示しています。
生活分野、研究分野、教育分野のそれぞれにおいて、シュタイナーの提示する目に見える現実と見に見えない現実の両方を考慮しながら、よりよい方法を生み出し、協力して発展させていくことが、これからの社会課題を解決していくことにつながると我々は考えています。

◆ホリスティック教育研究所が目指すもの

現在の人類の到達点と今後の発展の方向性に関して明瞭な方向性を示してくれている、シュタイナーの社会思想を中心として、共に学び、共に実践し、共に新しい可能性に挑戦しながら、それぞれが自己成長するとともに、社会自身を物質的にも精神的にも向上させていく場としての働きを本ホームページからの情報発信と各種取り組みを通じて行って参ります。