「第三の目覚め」について

シュタイナー著、西川隆範訳『人智学指導原則』より

テーマ 第三の目覚めについて

 「『人智学指導原則』は、1924年のクリスマス期における普遍アントロポゾフィー一般人智学協会の設立のあと、アントロポゾフィー=人智学運動の新たな出発にあたって、シュタイナーがあらためて人智学の内容を包括的に記したものであり、現在、人智学に関わっている人々にとって、いつも手もとに置いて読み返すべき本になっている。」(訳者あとがき)

 「1923年2月27日から28日にかけて、シュトゥットガルトにおいて、アントロポゾフィー=人智学運動の諸問題を話し合うために、ドイツのアントロポゾフィー=人智学運動の諸問題を話し合うために、ドイツのアントロポゾフィー=人智学協会全支部の代表者

を集めて行われた会議での講演。」(訳注より)が、「人智学共同体形成」というテーマでなされたものです。シュタイナーは、1925年の3月30日に死去していますので、死の2年前ということになります。シュタイナーの遺言のような講演と言えるでしょう。

 この中で、「第三の目覚め」という言葉が語られています。従って、「第三の目覚め」、というのは、すごく大事な言の葉であるということになりますよね。

 第三の目覚めとは、未来のあるべき人類共同体に目覚めるということなのですが、そのことを、シュタイナーは、「他者の精神的―心魂的呼びかけによって、私たちは第三の状態に目覚めます。しかし私たちは、まずこの呼び声を聞かなければなりません。日常の地上生活において外的な自然によって目覚めるように、もし私たちが他者の心魂的―精神的なものに正しいしかたで目覚め、通常の目覚めの際に光や音を魂のなかで感じるのとおなじように、他者の精神的―心魂的なものを感じることができると、より高次の目覚めを体験します。」と表現しています。

  「感情の霊化」により、第三の目覚めが起こるということなのですね。

この第三の目覚めを全ての人々が体験できたとき、「意識魂」の時代である今の時代の人類的、宇宙的目標が達成されるということなのでしょう。

現在、人種差別が目立ってきているのは、第三の目覚めへの呼びかけなのかもしれないと私は、感じたりしています。

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